2019年11月23日

【51年目の冬に掴む】


【51年目の冬に掴む】

『全国高校サッカー選手権の舞台に』    小嶺忠敏監督戦術     

名伯楽は子どもたちとともに新たな歴史を作る。不敵な笑みを浮かべた小嶺監督だが、

そうした信頼関係を選手たちと築き、再び選手権の舞台にやってきた。

長崎総科大附では4年連続7度目の出場。ただ、

最高成績は2年前のベスト8で頂点には立っていない。

今大会は1回戦で古豪の丸岡と対戦することが決まった。

今回の地区予選決勝でも、選手を育てるスタンスを変えなかった。相手はかつて指揮を執った国見。

この大一番でU-16日本代表歴を持つ2年生GKの梶原駿哉を起用した。

負けるつもりでピッチに送り出したわけではない。

この言葉は何かあれば俺が責任を取る覚悟を表わしたものだが、

「コーチ陣から反対もあったけど、負けてもいいから使おう」

少なからず不安もあったが、小嶺監督は信念を貫いた。

「あいつがいなかったら負けていた」というパフォーマンスで梶原も期待に応えた。

「今のチームは受けて立つような力はない。彼らがどんな戦いをするか。

まあ、このチームで4つまで行っても負けるんだから(笑)」

4強で負けるつもりなんて毛頭ないだろう。令和で迎える初めての選手権――。

昨年と比較しても、個々の力で見劣りしていたのは否めない。

県新人戦は8強止まり。夏のインターハイ予選も同じく準々決勝で姿を消した。

遠征があれば帯同し、学校では孫に近い年の子どもたちと寮で寝食を共にする。

時には近い距離で接し、冗談を交えて笑いを取りながらモチベーションを高めてきた。

今まで培ってきた様々な引き出しを開けながら、

チームをひと回りもふた回りも逞しくさせてきたのだ。

根本にあるのは選手を信じること。 小嶺監督は変わらず、子どもたちに愛情を注いだ。  

Posted by かほり at 09:40Comments(0)